第2回:国際ハッカソンへの挑戦
エクサは、AIやブロックチェーンなど、FinTechサービスのコアとなる先進技術領域の実装力、サービスデザイン力を強化するために、多くのハッカソンに挑戦しています。今回はその中でも、国際的なハッカソンへの挑戦をご紹介します。
まずはみなさん、ハッカソンというイベントを御存知ですか?ハッカソンとは、ハックとマラソンを掛け合わせた言葉です。特定のテーマについて様々な分野の人たちが技術やアイデアを持ち寄り、少数のグループを作り1日~1週間程度の短期間でサービスやシステム、アプリケーションなどを開発し、成果を競うイベントです。 |
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↑ホワイトボードのイメージでアイデアを付箋としてWeb画面上に貼れます。
貼られたアイデアをAIが自動で分類してくれます。
「Smart Sticky!」は、ハッカソンに出場する際のアイデア出しでなかなか全員が納得出来るアイデアにたどり着くことが出来ず、「このアイデア出しをスマートに支援してくれるアプリがあれば助かるよね。。。」という思いが形となったアプリケーションです。このアプリケーションで活用しているグルーピングのアルゴリズムは、既存のAIサービスを一切使わずに、機械学習のライブラリを使って自作しています。
「Smart Sticky!」の効果は、従来のアイデアのグループ分けにかかっていた時間を短縮することができ、余った時間を考察に使えるところです。さらに、話し合いで出た内容をグループ分けして相関性グラフに出すことで、出ている話題の内容同士がどれくらい離れていて、まだ話されていない領域が存在するという気づきを与えてくれます。「Smart Sticky!」は「アイデア支援システム」として、特許を出願中です。
今回は、そんな国際ハッカソンに挑み、活躍をしたSEたちにインタビューをしました。
![]() FinTechソリューション部 |
Q.なぜJunction Tokyo 2018へ参加しようと思ったのですか?Q.部署の強みとは具体的にどんな強みですか? |
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Q.「Smart Sticky!」の構築にあたり、工夫した点はどこですか?Q.初めて参加した国際ハッカソン大会は、どんな雰囲気でしたか? |
![]() FinTechソリューション部 |
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![]() FinTechソリューション部 |
Q.参加者はどんな雰囲気でしたか?Q.国際ハッカソンに参加するにあたって苦労した点はどこですか?また、私たちはプレゼンテーションの際に、どんなアルゴリズムで構築したのか、どんな機械学習のライブラリを使ったのかなど、技術的な裏付けについて今までに参加したハッカソンの中で一番質問されました。しかし他のチームは、デモを最初に行った後に料金の話をし、システム面の話はほとんどしていませんでした。私たちが技術的な質問に回答した際、マネされるかもしれないのに、なぜ技術面の質問に回答するんだと、びっくりされました。 (鈴木 肖太) |
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今回のインタビューを行った際に、実際に「Smart Sticky!」を体験させてもらいました。かわいい付箋のキャラクターが移動するUIがとてもかわいらしかったです。また、2日間倉庫にこもる環境下で新しいアイデアを考案し、かつ、独自でAIを構築するという初の試みに挑戦するSEの姿勢に刺激を受けました。
実装力強化のためにハッカソンに参加し続け、常に新しいことに挑戦してきからこそ出たアイデアが、国際ハッカソンで「Smart Sticky!」として形になり評価されました。今後もエクサは様々なハッカソンへ参加し、新たな挑戦を続けていきます。
※1 Junction Tokyo 2018
このハッカソンは、2015年11月にフィンランドのヘルシンキで初めて開催された、約77カ国から1200 人以上が参加するヨーロッパ最大級の大会です。2016年にJunction Tokyoとして開催され、2018年には世界各国から300人以上が来場した、日本最大級の国際ハッカソンです。