ユーザーファーストへのバリューチェーン変革 カシオのDX「MY G-SHOCK」を支えるマスターBOM生成エンジン
カシオ計算機株式会社様【導入事例】

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カシオ計算機株式会社は、「創造 貢献」を経営理念に掲げ、時計、電卓、電子楽器、電子辞書などのコンシューマ向け製品や、法人向けソリューションなどを事業とする。近年は、ウエアラブルデバイスの開発力やセンシング技術を活かし、株式会社アシックスとの共創によるランナー向けパーソナルコーチングサービス「Runmetrix」や、デジタルカメラの技術を応用した医療分野向けカメラなども提供している。 |
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SPBOM導入により、受注(組み立て)可能なコンポーネントを即座にECサイトへ展開
MY G-SHOCKサービスにおける高度なユーザー体験を実現
カシオ計算機株式会社様(以下、カシオ計算機様)は、複数のコンポーネントを自由に選択することで、約190万通り※の組み合わせの中から自分好みのG-SHOCKを作ることができるカスタマイズサービス「MY G-SHOCK」を自社ECサイトにてスタートしました。これを実現する上で必須となったのが、ECサイトと製造現場をダイレクトにつなぐBTO(Build To Order:受注生産)システムです。カシオ計算機様はエクサのSPBOMを導入し、基幹システムで維持管理されている部品表データに対して、シンプルなマッピングルールを設定することでコンポーネント構成マスターを自動生成する仕組みを構築。受注(組み立て)可能なコンポーネントを即座にECサイトへ展開することで、MY G-SHOCKサービスにおける高度なユーザー体験を支えています。
※限定カラー“FIRST COLOR”を含むサービス開始時点の組み合わせ数(シングル遊環を選択した場合)
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- 課題
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- ECサイトと製造現場間のマスターデータの整合性確保
- 膨大なバリエーションとなるマスターメンテナンスの効率化
- 短期間での構築とExcelの限界からくる変更管理の容易性
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- ソリューション
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BOM/BOPを生成ルールで管理する統合BOMソリューション 「SPBOM」
ECサイト上においてユーザーが選択する単位であるコンポーネントとその構成要素であるパーツの関係をSPBOMがマスター情報として保持し、基幹システムの部品表データに対して各コンポーネントと関連付けたマッピングルールを設定することでコンポーネント構成マスターの自動生成を実現
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- 効果
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- 簡易的な設定でマッピングルールの登録を実現
- 要件定義から実装フェーズまで4.5か月間の短期間でシステム構築を実現
- Excelからの脱却により煩雑な入力や人的ミスの大幅な解消
- シンプルに維持管理できる仕組みを構築
事例の詳細はこちらからダウンロードできます
資料では、お客様にインタビューした以下のような内容を掲載しています。
- SPBOM導入の背景/目的
- エクサのSPBOMを選んだ理由
- 今後の展開とエクサへの期待